今回のテーマは、「メモの取り方」についてです。
先日、下記のツイートをしました。
https://twitter.com/yukiweb77777/status/1217387381164167168?s=20
メモをたくさん取る人を「メモ魔」というらしいですが、実は私も昨年あたりから「メモ魔」になりました。
その理由は単純です。
本業の上司が物凄く仕事がデキる方で、その人が「メモ魔」だったからです。
一流の経営者や角界のリーダーたちには、メモ魔が多くいます。
日本マクドナルド創業者の藤田氏や、LIXIL創業者の潮田氏もメモ魔として知られています。
歴史上の人物では、あの発明王エジソンは生涯でノート3,500冊分のメモを残したそうです。
レオナルド・ダ・ヴィンチやアインシュタインもメモ魔の一人だったそうです。
つまり、メモを取るという行為には成功へと導く鍵がたくさん隠れているということです。
今回の記事では、「メモを取ることで得られる効果」や「実際に私がどのようにメモを取っているのか」などをまとめてみました。
もくじ
メモを取ることで得られる効果
覚える必要がなくなる
メモを取ることの最大のメリットは、忘れても構わないということです。
頭の中に色々な情報が点在していると無駄なエネルギーを使ってしまいます。
また、多くの情報を頭に残したままにした結果、情報が混ざり合って混乱してしまう可能性があります。
メモを取り、いったん忘れて脳の容量を確保することで、別のことにエネルギーを使うことができますし、情報を整理することで正確なアウトプットにも繋がります。
話の要点をまとめる癖がつく
会議や商談中には多くの情報が飛び交います。
話を聞きながらメモをとる際は、全ての内容をメモすることは不可能です。
得られた情報の中で何が重要だったか、要点やキーワードを見つけ出し整理しなければなりません。
つまり、正しくメモを取る習慣をつけることで、情報を整理し要点を見つける力がつきます。
アイデア効果
メモには、アイデアを生み出す「着火剤」の役割もあります。
ペラペラとノートをめくってメモを見返していたことろ、全く無関係な2つのメモが目に留まり、それらが組み合わさって新しいアイデアが浮かぶことがあります。
アイデアは「異なる要素の組み合わせ」とよく言われますが、この組み合わせの実現にメモが役立つのです。
アイデア効果をオリジナルのメモ術を駆使して最大限に活かしているのが、『メモの魔力』で有名なSHOWROOM社長の前田裕二氏ですね。
私が実践しているメモの取り方
私が実際にやっているメモの取り方をご紹介します。
私の場合、下記の2段階の手順を踏んで、メモを取っています。
順番に説明していきますね。
【下書きメモ】雑でも良いのでスピード重視でメモを取る
会議や商談など、話を聞きながらメモを取る際に、この「下書きメモ」は有効です。
ここで意識するのは、「話のスピードに追い付けるように速く書く」ということです。
コツは以下のとおりです。
コツ
・殴り書きでも気にしない
・キーワードや断片的な内容だけを書く
要は、後で見返したときに思い出すことができれば十分なのです。
「画数の多い漢字はカタカナで書く」などちょっとした工夫すれば、よりスピードを高めることができます。
メモを取ることに集中してしまい、話に集中できないとなれば、本末転倒ですよね。
【清書メモ】丁寧にまとめて一元管理する
せっかくメモを取ったものの、下記のような「メモをうまく活用できない事例」に陥る人がいます。
よくある事例
・自分の字が汚すぎて読めない
・メモを見返しても内容が思い出せない
このようなことにならないために、「下書きメモ」をもとに「清書メモ」を作成しています。
ノートに手書きする、あるいはメモアプリで記録する、どちらでも良いですが、あちこちにメモするのではなく一元管理するよう心がけましょう。
自分で書いた字が読めない
「下書きメモ」とは対照的に、「清書メモ」は綺麗な字で書くようにしています。
字が書くのが面倒だという方は、メモアプリ等を活用すると良いでしょう。
情報を引っ張り出せない、どこに書いたかわからない
ノートに手書きで書く場合は、日付を忘れずに記入しましょう。
日付がインデックスとして機能します。
メモアプリの場合は、検索機能があるのでキーワードを入力すると一発で出てきますね。
メモを読み返しても内容を思い出せない
メモした後のフォローは欠かせない作業です。
2、3日も放っておけば忘れてしまいますので、必ずすぐ読み返し、情報を復元させることが大切です。
その作業をスムーズに行うために、「清書メモ」は必要です。
「下書きメモ」から「清書メモ」を作成する際に、1回目の読み返し(情報の復元)ができます。
また、「清書メモ」を作成することで情報が整理されるので、読み返したときに思い出しやすくなります。
「下書きメモ」→「清書メモ」の手順とコツ
「下書きメモ」には、話を聞きながら取ったキーワードや断片的な情報が雑多に記録されています。
その情報をもとに、話の流れで覚えているけど書き切れなかった部分を追加しながら、「清書メモ」を作成します。
慣れないうちは「下書きメモ」に、赤ペンで追加情報を付け足して、全体のイメージをつかんでから「清書メモ」を作成するというのもアリだと思います。
「清書メモ」を作成するコツは、”5W1Hを意識しながら、とにかく詳細に記録する”ことです。
5W1Hとは
いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)
メモを取ってすぐは記憶がまだ鮮明なので、ある程度の情報で内容を思い出せますが、数日後に見返したときにはすっかり忘れてしまっていることが多々あります。
過剰なくらいに詳細に、初めて見た人でも理解できるメモを残すことが大切です。
(補足)手書きとメモアプリどっちがいいの?
手書きとメモアプリそれぞれに良さがあります。
手書きの場合、手を動かして書くので、記憶の定着度が高いです。
また、手書きだとその時の感情が文字に表れるので、日記や日報を記録するときにオススメです。
読み返したときに、当時の情景が頭に浮かびやすいです。
メモアプリの場合は、手書きと違って記録スピードが圧倒的に速いです。
音声で入力することもできますしね。
あとは、検索機能があるというのも大きなメリットです。
日々の気づきの記録や、単なる情報整理であれば、メモアプリのほうが良いと思います。
まとめ
メモはただの備忘録ではなく、見聞きした情報を整理して再構築し、アウトプットするための情報整理プロセスです。
「要点をまとめ、それをどう活かせるか」ということがメモの本質であり、「デキるビジネスマンはメモが上手い」と言われる所以であると考えられます。
正直、メモを取るのは面倒くさいですが、その記録は必ず将来の自分のためになります。
メモは資産といって過言ではないでしょう。
今回の記事を参考にして、自分なりのメモ術を習得し、ビジネスマンとしてどんどんレベルアップするために活用していただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。