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【マーケティング分析ツール】戦略的BASiCSとは?【かなり使えます】

分析している人

今回、ご紹介する「戦略的BASiCS」は、佐藤義典さんという方が開発したマーケティングツールです。

戦略的BASiCSは、下記の5つの要素のことを指します。

B:Battlefield 戦場
A:Asset マーケティング資産
S:Strength 強み・差別化ポイント
iは、語呂合わせ
C:Customer
S:Selling Message

順番に解説していきます。

本記事の信頼性

ゆうき

銀行員から半年間のプログラミング独学で
未経験からWebディレクターに転職。

企業のHPやECサイトの制作ディレクションや
Google Analytics解析、広告運用、
SNSマーケティングなどをしています。

Web業界のリアルな現場で得た経験と情報をもとに発信しています。

Battle Field 戦場

マーケティングの戦場とは、いったい何でしょうか?

①地域・場所

②商品が置かれる場所

③顧客・ターゲット

④競合商品・サービスの集まり

⑤メンタル・アカウンティング

孫子の兵法の「戦わずして勝つ」という教えはご存知でしょうか。

これは非常に奥深い言葉で色々な解釈ができるのですが、その1つが「敵のいない戦場を選ぶ」ということです。

マーケティングにおいても、勝ちやすい戦場を選ぶということはとても重要なことです。

Asset マーケティング資産

競合上の優位となりうる独自資産のことを指します。

例えば、下記のようなもの。

  • 競合他社より優れたロケーション
  • 競合他社より優れた生産工程
  • 競合他社が入手できない独占的な供給源
  • 競合他社より強い顧客との繋がり
  • 競合他社より強いブランド力
  • 競合他社より強い優秀な社員
  • 特許
  • 競合他社が持たないノウハウ

枕詞のように「競合他社の」という言葉が出てきましたが、Assetを考えるときは必ず「競合他社にはできないのか」という視点を持ってください。

独自資産とは、「強みを支えるもの」です。

「強み」は表面的に出てくること、「資産」はその強みを自分だけのものにするための仕組みです。

Strength 強み

Strengthとは、顧客にアピールする強みで、製品・サービスの「差別化ポイント」とも言い換えられます。

資産は、強みを生み出し、支えるものです。

資産=会社にあるもの

強み=強みと認識された結果、お客様の頭にあるもの

 

Customer 顧客ターゲット

言うまでもなく、商品を欲しがる人です。

重要なのは、そのお客様をどのように絞っていくかです。

お客様を分けていく手法が、セクメンテーション。

その分けた顧客セグメントの中から顧客を絞って「ここを狙っていく」と決めるのがターゲッティングです。

Selling Message 売り文句

これまで、B(戦場)A(資産)S(強み)C(顧客)と進んできましたが、これらを分析してどれだけ素晴らしい戦略をたてても、それがお客様に伝わらなければ、全く意味がりません。

効果のあるマーケティングには、戦略とメッセージが繋がっている必要があります。

まとめ

BASiCS分析は、自分でビジネスをやっている人は当然のことながら、就活活動時の自己分析や、SNS運用のターゲット設定・キャラ設定など、あらゆる場面で活用できます。

マーケティングにおいて戦略が重要だとわかっていても、どうしても抽象的になりがちなので、今回ご紹介したBASiCSを使って、より具体的な分析に繋げていただけたらと思います。

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